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吸血鬼が支配する島でのサバイバルを描いた映画「彼岸島」（キム・テギュン監督）のプレミア試写会が５日、東京都内で行われ、主演の石黒英雄さんと、渡辺大さん、水川あさみさんらが振り袖、はかま姿で舞台あいさつを行った。「闘志満々」と書いた掛け軸を披露した石黒さんは「昨年よりもっともっと闘志を燃やして、何事にもぶつかっていけたらなと思っています」と１０年の抱負を語った。

　「彼岸島」は、松本光司さんが「ヤングマガジン」（講談社）で連載しているマンガが原作。映画は石黒さん演じる高校生の明が、行方不明になった兄の篤（渡辺さん）を追って仲間とともにゾンビのような吸血鬼が支配する「彼岸島」に乗り込み、吸血鬼たちと死闘を繰り広げる……という物語。

　舞台あいさつでは、水川さんが今年の干支の寅年にかけて「虎視眈々」、渡辺さんも「一人前」とそれぞれの抱負を書いた掛け軸を披露。正月の過ごし方を聞かれた渡辺さんは「ぼくは初詣でに行って、ヒット祈願してきました」、水川さんも「大阪の実家に帰って食べまくっちゃいました。私も初詣でに行ってヒット祈願しました」と回答。「ずっとおうちで寝正月してました。まだ初詣でにも行ってません」と答えた石黒さんは、２人から「（普通）祈願するよねー」とツッコまれ、「いや、家でしました」と必死で取りつくろっていた。

　石黒さんは作品について「日韓合作という大作に参加できたこと、キム監督や渡辺さん、水川さん、キャストやスタッフに囲まれて、とても貴重な経験ができた。大変だったけど、今は楽しい思い出しかない」と充実の表情。渡辺さんは「撮影したのはもう２年前。どれだけこの日を待ちわびたか皆さんにも分かっていただけると思う」と公開初日へ期待に胸をふくらませていた。９日から全国で公開予定